お知らせ

寺宝公開 二観音像(如意輪観音半跏思惟像,聖観音座像)特別寺宝公開2017年 撮影:山崎 兼慈(協力:MIHO MUSEUM)

美仏の代表!!二観音像(如意輪観音半跏思惟像・聖観音座像)公開!

院祐(院派)の銘作(室町時代)で美の極致、一生に一度は拝みたい仏さまとして、居並ぶ国宝仏像群に迫る憧憬急上昇中の二観音像を公開いたしております。

【期間】3月1日(木)~12月31日(月)
【場所】本堂にて

極彩色『聖徳太子孝養像』も特別参拝!

聖徳太子孝養像

百済寺は天正元年(1573年)4月11日に織田信長の焼討で一千坊が消滅しました。この年にNHK大河ドラマの主役の「お江」が生まれています。一方、お江の子「家光」将軍による百済寺再建許可後、ようやく慶安3年(1650年)に本堂、山門、仁王門等が復興されました。

寺伝によると落慶記念奉納品として、将軍から極彩色の『聖徳太子孝養像』が寄贈されました。この太子像は家光の乳母春日局(斎藤 福、1643年没)が生前に大奥で大切に拝んでいた像であると言われております。残念ながら、翌1651年に家光将軍も48歳の若さで病没しました。

以上のご縁から、聖徳太子創建の百済寺では、家光の「生みの親/お江」よりも「育ての親/春日局(お福)」に重きを置いております。春日局は、書道、歌道、香道、茶道等の教養に加えて、大奥の組織編制、朝廷との交渉など難問解決に辣腕を振るう『スーパーウーマン』だったのです。このような歴史の流れを事前に知って頂き、春日の局の心中では「竹千代(家光)」が聖徳太子さまのように育って欲しいとの想いが潜んでいたものと推理しながら「太子像」とご対面下さい。

【期間】3月1日(木)~12月31日(月)
【場所】本堂にて

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